【消防士からの転職先】経験が生きるオススメ職種・業界3つ|転職方法も解説

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消防士からのオススメの転職先が知りたい。

転職のやり方、コツを知りたい

このような悩みにお答えします。

✔︎筆者の経歴
東京消防庁・・・・・3年
海外現地採用 営業職・・・・・1年
海外現地採用 営業・経理・人事事務・・・・・4年
海外起業・・・・・3年目

と、実際に消防士からの転職を経験しています。

まだやめる理由がはっきりしていない・やめるか迷っているという方は、『消防士をやめたい』失敗しないための行動3つ|僕も東京消防庁やめましたの記事をご覧下さい。

定年まで消防士として働くイメージがわかない
嫌な部署に配属されてしまった
毎当番同じことの繰り返しで成長している気がしない

などを理由に転職を考えている人は、多いことと思います。

そこで本記事では、消防士をやめたい人向けに

・消防士の経験が活かせるおすすめの転職先
転職活動の方法

を紹介します。

目次

消防士からの転職先 オススメ3つ

次の3つです。

・営業職
・物流業界
・事務職

共通しているのは、消防での経験が生かせるという点です。
順番に解説していきます。

消防士の転職先 オススメその1:営業職

営業職がオススメの理由は次の3点

・好印象が備わっている
・成果が数字で見える
・人脈が作れる

営業と言っても、

人材業界、広告、不動産、保険、メーカー等色々ありますが、
営業職に必要とされることは、共通しているので一括りで解説していきます。

営業職がオススメの理由1:好印象が備わっている

営業職では、好印象な見た目が求められます。
消防士の引き締まった体は、自己管理能力があると感じさせ、ビジネスシーンにおいて好印象です。

営業マンがお腹出てたら、この人だらしない人なのかなと思われてしまいます。

営業職は他にも次のようなスキルも求められます

・相手の求めていることを理解するヒアリング力
・相手の真意に共感するコミュニケーション力
・商品・サービスの提案力

これらは、入社後に鍛えていくしかありません

コミュニケーション力は、話すのが得意だとか、誰とでも仲良くなれるなどの一般的なコミュニケーションとは違います。

営業職がオススメの理由2:成果が数字で見える

消防士の20代は、どんなに頑張っても50代のスーパー副士長の給料を上回ることはありません。

消防士の給料が階級次第、年齢次第、労働時間次第という制度に不満を抱えている人、
もっと稼ぎたいと思っている人に営業職はぴったりです。

営業職がオススメの理由3:人脈が広がる

消防士の時は、消防の人としか付き合いがなかったのが
営業職では色々な業界・業種の人と出会います。

時には、社長と商談することもあります。

刺激を与えてくれる人
尊敬できる人と出会えることは人生を変えるきっかけにもなり得ます。

営業職に転職するのであれば、
営業として成果を出せればより良いですが、
営業先の出会いの中からさらに次のステップが見えてくることもあります。

営業職のデメリット

・成果を出せないと給料が上がらない
プレッシャーが大きい
・成果の為に膨大な労働時間になることもある

消防士から営業職への転職がおすすめできる人

・消防士の横並びの体質が嫌で、仕事の成果を評価されたい人
・色々な人と出会って視野を広げていきたい人
・プレッシャー・リスクを伴ってでも消防以上に給料をあげたい人

消防士の転職先 オススメその2:物流業界

物流業界には、ドライバー職と管理職があります。
どちらも消防士としての経験が生かせます。

物流業界をオススメする理由は、次の3点

・消防の経験がいかせる
・消防で取得した資格がいきる
・運行管理者はまさに消防の隊長業務

物流業界がオススメの理由1:消防士の経験が生きる

ドライバー職で求められるのは、

・重い荷物の運搬などのための体力
・運転技術
・ルーティーン作業を確実にこなすスキル

体力は言うまでもなく、消防士の得意とするところです。

ルーティーン作業については、
消防の交代制勤務で毎当番の資機材点検車両点検訓練に伴う確認作業が類似しています。
この辺を言語化して、面接で伝えれば高く評価されるでしょう。

特に機関員であれば、運転技術法令遵守の運転が当たり前にできるという点で有利です。

ドライバー職だけでなく、
自社で危険物を取り扱う倉庫を持っている会社へ転職する場合、消防士で体に染み付いた徹底した安全管理異常なまでの確認作業は重宝されます

物流業界がオススメの理由2:消防で取得した資格が生きる

危険物取扱者消防設備士乙六は持っている人が多いと思います。

僕は危険物乙四だけですが・・・

この二つの資格は、物流業界でも活かすことができます。

具体的には、

・危険物取扱者の資格:危険物直接扱う人だけでなく危険物を車やトラックで運ぶのにも必要

・ 消防設備士乙六の資格:トラックに積載されている消火器の点検するのに必要。その消火器の種類は多く、運ぶ荷物に対応した消化器が必要になる。詳しくは、道路運送車両の保安基準第47条を参照。

資格取得の準備もできる

消防の休憩時間に消防設備士乙四(報知設備)の資格を勉強すれば、勤務を続けながら堂々と転職にプラスになる準備ができます。
消防設備士乙四も自社で倉庫を持っている会社だといかすことができます。

物流業界がオススメの理由3:業界内でステップアップできる

物流業界には運行管理者という管理職もあります。
運行管理者とは、国土交通省が認定する国家資格です。

”実務経験1年以上”で受験することができます。

主な仕事は下の通り

・常務割の作成(運転者が乗務する時間割を作成すること)
・運転者の休憩・睡眠施設の保守管理
・運転者の指導監督
・点呼による運転者の疲労・健康状態の把握 安全運行の指示

まさに中隊長や当直士長のような仕事内容です。

物流業界がオススメできない人

・飽きっぽく、日々新しいことをやりたくなる人
・体育会系から離れたいと思っている人

消防士の転職先 オススメその3:事務職

事務職がオススメの理由は次の3点

・他のメンバーのサポート業務は消防士の得意分野
・公務員試験を突破しているので最低限の事務処理能力が証明済み
・ステップアップで独立も目指せる

他のメンバーのサポート業務は消防士の得意分野

事務職の仕事は、営業やサービスを提供するメンバーのサポートです。
他のメンバーが気持ち良く仕事をできるように裏からサポートします。

まさに消防の配属1年目と同じですね。

現場では役に立てなくても、上司・先輩の当番中の訓練・事務・生活のサポートは消防士であれば誰もが通ってきた道です。

事務作業の内容は違えど、他のメンバーをサポートするという点では同じです。

公務員試験突破の実績が面接で若干有利

消防士はつぶしがきかないと言われますが、試験倍率は自治体にもよりますが10〜20倍です。
ある程度の能力があるということは公務員試験突破という実績により担保されています。

結果、面接でも「公務員試験突破しているからなんとかやってくれるだろう」と採用される確率は、何も実績がないよりかは高くなります。

ステップアップで独立も目指せる

事務職には、

・人事事務
・法務事務
・経理事務
・営業事務

などがあります。

大きい会社であれば一つだけを担当、
小さい会社であれば全部担当することにもなります。

仕事を通して、人事関係の事務にやりがいを見出せば社会保険労務士資格をとって独立
同様に法律関係の事務に面白さを感じ、行政書士資格をとって独立

などのステップアップの道も出てきます。

お金が好きな人は、簿記2級をとればその後の転職に有利です。
経理は、業界問わず、どの会社にもポジションがあるので。

消防士をすぐ辞めなくても、
いずれやめたいという人は、
消防を続けながら
・社会保険労務士
・行政書士
・日商簿記検定2級
あたりの受験を検討してみるのありです。

消防署生活の景色が変わります
「いつ消防クビになっても余裕です」
とほぼ無敵になります。

消防士からの転職方法

消防士から転職する場合、「知り合いの企業から誘われた」などでない限り、転職サイト転職エージェントを併用します。どちらも無料です。

STEP
どんな業種、職種があるのか知る

まずは、気軽に転職サイトでどんな業種、職種があるのか知ることから始めましょう。
求人情報を眺めるだけですが、それが最初の一歩です。

STEP
具体的に転職活動開始

ご自身の希望を元に、キャリアアドバイザーと転職活動を行います。
履歴書・職務経歴書の作成、面接の日程調整、面接のアドバイス、条件交渉などをサポートしてもらえます。

転職エージェントに登録することで、担当のキャリアアドバイザーが付きます。

※転職エージェントは、あなたが企業に採用された際に、企業から報酬を受け取る仕組みなので無料で利用できます。

消防士からの転職理由を準備

転職活動での面接対策、上司の引き止めを振り切るためでもありますが、

一番は転職後の失敗を避けるためです。

  • 人間関係や仕事のプレッシャーが原因で消防士からの転職を考えているのに、
    営業職を選んだ場合、また大きなプレッシャーを感じることになります。
  • 体力的に辛い、夜勤をしたくないなどの理由で消防士からの転職を考えているのに、
    物流業界のドライバー職を選ぶことも同様に、失敗につながります

失敗を避けるためにも、自分の中で転職理由ははっきりさせておきましょう。

面接対策のための転職理由

面接では、自分の弱点を伝えられと
「自己分析できているので改善していくかもしれない」
と好印象です。

採用されるためには、「一緒に働きたい」と思ってもらうことが一番大事です

どんなに優秀、どんなにやる気に満ち溢れていても、
一緒に働きたいと思ってもらえなかったら採用されることはありません。

そのために自分の弱い部分も見せてそこを受け入れてもらう必要があります。

前向きな転職理由だけでなく、消極的な転職理由の方をよりしっかり伝えましょう

前向きな転職理由の例
・自分の仕事の成果を正当に評価されたい
・どんどん収入を上げていきたい
・他にやりたいことができた

消極的な転職理由の例
・上下関係が厳しい
・公務員体質が合っていない
・同じことの繰り返しで刺激が足りない
・ルールが厳しい
・将来が見えているのがいやだ
・プレッシャーきつい
・窮屈

消防士からの転職:まとめ

モヤモヤしている人へ

消防士の仕事を続けることに迷っている人、
疑問を感じている人こそ
転職エージェントに相談しましょう。

一度、他の仕事も知った上で、消防士以上にしっくりする仕事がないと感じるかもしれません。

それはそれで消防の仕事に身が入るいいきっかけです。

消防士をとにかくやめたい人へ

「公務員をやめたら人生終わり」
なんていう周りの声は、気にしなくて大丈夫です。

今回紹介したように、転職の先に独立という選択肢が出てくることもあります。

また、民間企業にいけば副業も解禁されるので、そこで道が開けるかもしれません。

「消防署長・消防総監の年収を超えることも不可能じゃない」
と考えるとワクワクしませんか?

後悔しないために今すぐ行動しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

\「副業したい」、「やめたい」消防士はこちら/

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