消防士を辞めたいけど、後悔するのかな?実際に辞めた人の話を知りたい。
今回は、消防士から転職した同期・先輩に聞いた一般的に後悔すること、僕が実際に後悔していることを紹介します。
✔︎ 筆者の経歴
東京消防庁 2011年4月入庁・・・3年勤務(673期→第七方面K消防署)
海外現地採用 2014年7月〜・・・5年間
海外起業 2019年5月〜
と消防士として3年間ほど働いていました。
現在は東南アジアの国で通関代行の会社を経営しています。
消防士って休みも多くて、給料も高く(自治体による)て、体を動かすことで給料がもらえる良い仕事。
転職したら後悔するか心配ですよね。
心配しても、間違いなく後悔します。
でも、後悔を軽減させる方法もあるので気になる方は読み進めて下さいね。
✔︎ 本記事の内容
・同期や先輩から聞いた、消防士から転職して後悔すること
・僕が東京消防庁から転職して後悔したこと
・消防士からの転職|後悔を軽減させる方法
消防士から転職して後悔すること5つ
消防士から転職して後悔することは次です。
同期や先輩から聞いた感じ、この5つが一般的に後悔する可能性が高いです。
・与信が下がる
・安定した給料、ボーナスがない
・仕事が大変
・消防の人と付き合いがなくなる
・家族を心配させる
この5点は、最低限、転職前に覚悟を決めることが必要です。
与信が下がる
消防士から転職すると、公務員じゃなくなるので与信が下がり、
クレジットカードを作るのが難しくなります
僕の先輩は、消防在職中のうっかりミスでクレジットカードの延滞が一回だけあったため、転職後にクレジットカードの審査に落ちたそうです。
消防士であれば、クレジットカードの審査に落ちるなんてことはあり得ません。
注意する人
・消防在職中にクレジットカードの延滞があった人
・消防在職中に消費者金融などからお金を借りたことがある人
・奨学金の返済が残っている人
上記の人は、消防士から転職する前にクレジットカードを作っておきましょう。
安定した給料、ボーナスがなくなる
公務員の魅力である安定した給料、ボーナス、退職金がなくなります。
公務員である以上は、自己都合の退職以外で失業することはほとんどありません。
毎年、何人も不祥事で懲戒免職にはなってはいますが。
また、景気に左右されずに、給料・ボーナスが出るのは今のような不景気には、より魅力的に映ります。
今後、今よりも大きな不況が来たとして、消防士であれば問題なく乗り越えられます。
退職金も下がってきているとはいえ、2,000万円前後もらえます。
仕事が難しい
消防士の仕事は、決められたことをやる、上司の言われたことに従う、同じことの繰り返しなので、民間企業の仕事に比べれば難しくありません。
民間企業は、利益を上げて成り立つので、競争のない公務員よりは、仕事が難しくなります。
仕事のスピード、仕事の成果が求められます。
成果を出せない、求められた仕事をこなせない
では会社にとって、存在自体が余計なコストになります。
注意する人
・公務員の横並びな体質が嫌で、消防士から転職したい人
・年収アップを目指して消防士から転職したい人
上記の人は、25歳までなら、第二新卒枠なので、思い切って挑戦するのもありです。
26歳以上の人は、
消防の人と付き合いがなくなる
消防学校で苦楽を共にした仲間、一緒に隊を組んだ気の合う先輩たちと疎遠になるのは寂しいものです。
僕の場合、退職から7年経ちましたが、今でも親しい同期とは飲みに行きます。
消防という特殊な職業柄、気が会う人は、本当に気が合いますしね。
寂しい気持ちはありますが、自分のやりたいことのためには、必要な別れなので受け入れるしかないです。
家族を心配させる
僕の周りで結婚してからやめた人がいないのでこれだけは想像になってしまうんですが・・
結婚している人は、やりたい事がある、夢があるとか言ってられないですからね。
まずは、家族の生活を守らなければなりません。
計画して、準備して転職したとしても、
・子供の大学授業料にお金がかかる
・親の介護が始まったのに職場の理解がない
なんてことになったら、消防士を続けておけば良かったなんて後悔は想像つきますね。
独身の人も、「消防士から転職して一旗あげてやるんだ」と勢いで転職して、
5年も10年も芽が出ないで親から心配されると、
自分自身が納得していても、親に申し訳ない気持ちになるものです。
東京消防庁から転職して後悔したこと(僕の体験談)
僕が個人的に後悔したこと3つです。
・引き締まった体が維持できない
・生活の自由度が下がった
・不動産投資ができない
東京消防庁からの転職、転職先が海外など、特殊なことが理由にもなっています。
僕の後悔1:引き締まった体を維持できない
消防士であれば、引き締まった動ける体を保つのは、生活習慣に染み付いています。
そうじゃないと仕事にならないですからね。
転職後もジムに通ったり、消防で培った筋トレのレパートリーを駆使して家で筋トレするんですが、
残業や仕事の優先順位の兼ね合いでどんどん普通の体型になってしまいました。
引き締まった体のメリットは大きかった
常に体が引き締まっていると気がつかないですが、そのメリットは大きいです。
- ・好きなものものを自由に食べられる
-
筋肉が付いているので基礎代謝が高く、日常生活の消費カロリーが高めだからです。
- ・仕事においても好印象
-
体型が引き締まっているだけで、自己管理能力がある・仕事ができそうというイメージを相手に与えることができます。
- ・自分に自信が持てる
-
これはある種の錯覚みたいな感じですが、引き締まった体は自分に自信をもたらしてくれていました。
やっぱり見た目は大事ですね。
僕の後悔2:生活の自由度が下がった
東京消防庁をやめた後、東南アジアの国で現地採用で働くことを選択したので、年収は公務員時代の2分の1以下。
余裕のある生活から一転、生活さえギリギリという状況になりました。
下は、僕が消防士だった3年3ヶ月の間に使ったお金です。
- 親へ大学の授業料返済(一部):150万円
- 中古ワンルームマンションの購入の頭金(2部屋分):120万円
- 海外視察(タイ、シンガポール、カンボジア等):60万円
- 沖縄旅行3回:30万円
- 自己投資(セミナー複数回・ビジネス系のスクール・英会話等):35万円
それでも、50万円近く貯金は残っていたと思います。
東京消防庁はやっぱり給料高い。
消防士を3年ちょっとやったくらいで、これだけ自由にお金が使えるというのとても大きなメリットですね。
働いているときは、なんて窮屈な職場なんだと思ってましたが。
一部の窮屈さを耐えれば、給料の高さ・休みの多さゆえ、自由度は高い仕事だと思い知らされました。
消防士をやめたら「公務員の責任」から解放されて自由になれるっていうのは勘違いでした。
公務員だからこそ、ある程度の給料という形で、ある程度の自由を保証されていたんですね。
これは辞めた後じゃないと気がつかなかったです。
僕の後悔3:不動産投資ができない
これが一番後悔していることです。
僕は、公務員をやめる前に中古ワンルームマンションを2戸買いました。
この2戸は、消防士をやめた後もずっと収益を産んでくれました。
そのうち一戸は、起業の軍資金の為に売却してしまいましたが、値上がりのおかげでしっかり軍資金となりました。
不動産投資ローンが組めたのは消防士の恩恵
勤続4年に満たないのに不動産投資ローンを2つ、合計3千万円以上組みました。
民間企業では、できなかったと思います。
不動産投資の記録を資料も併せてブログでも公開しています。
» 【実体験】3年目の消防士が不動産投資に挑戦|自己資金・借入金は?
» 【実体験|消防士の副業】不動産投資で成功|家賃収入と売却利益を公開
投資と聞くと引いてしまう人が多いと思いますが、
”都心の中古ワンルームマンション投資”は、公務員らしいコツコツ型です。
再現性が高いので興味ある方は勉強してみましょう。勉強するだけなら後悔しないですよ。
ここまでうまくいくなら「不動産投資で月10万円のキャッシュフローを作ってからの退職でも良かったかな。」という後悔は残りますね。
消防士から転職して後悔すること|まとめ
消防士から転職して後悔することを紹介してきました。
消防士から転職しても、物・心の両面で後悔しないようにしてほしいと思います。
消防士から転職した人で、収入は下がっているのに、「全く後悔していない」と言う人は結構多いです。
ですが、その人たちの20年後・30年後はどうなっているか分かりません。
辞める前の行動は、慎重に!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
\「副業したい」、「やめたい」消防士はこちら/