「危険物取扱者 乙種4類」の講座を提供する通信講座は数多く、どうやって決めたら良いのか悩んでしまいますよね。
この記事では、数ある通信講座の中から厳選したフォーサイトの「危険物取扱者乙種4類 スピード合格講座」(以下、危険物乙4講座)を紹介します。
- フォーサイト「危険物乙4講座」の評判や口コミ
- フォーサイト「危険物乙4講座」のメリット・デメリット
- フォーサイト「危険物乙4講座」がおすすめな人・おすすめしない人
費用などの基本情報に加え、上記の解説をしていきます。
この記事を書いている僕は、2010年に危険物乙4試験に合格。
当時、就職先として決まっていた東京消防庁の入庁案内に資格取得を勧められていたのと、
学部も理系で、時間もいっぱいあったので1ヶ月ほどの独学で運良く合格できました。
今回紹介するフォーサイト「危険物乙4講座」は、
フルカラーテキストが最大の特長でありながら、
スマホ対応も抜群(講義・テキストが閲覧可能、問題演習機能付き)であり、
価格も10,800円と相場程度でして
バランスの取れた総合力のある講座です。
そんなフォーサイト「危険物乙4講座」が一体どんな講座なのか分かりやすく解説していきます!
受講するか悩んでいる人はぜひ参考にして下さいね。
フォーサイト「危険物乙4講座」と比較するならスタディング
フォーサイトとは?
フォーサイトとは、1993年設立の通信教育・eラーニングサービを提供する会社です。
「危険物乙4講座」以外にも行政書士・社会保険労務士・宅建士などの人気国家資格の講座も開講しており
全講座の累計受講者数が32万人にものぼります。
また、複数の講座において、合格率が全国平均を毎年上回っていることからも、フォーサイト自体の実力の高さが伺えます。
人気国家資格 | フォーサイト 合格率 | 全校平均 合格率 |
---|---|---|
行政書士試験(2021) | 29.4% | 7.9% |
社会保険労務士試験(2021) | 38.0% | 11.18% |
宅地建物取引士試験(2020) | 65.9% | 16.8% |
CMで有名なユーキャンや大原ほどの知名度はありませんが、通信教育業界においてはトップクラスの実績があると言えます。
フォーサイトの特徴は、短期間で資格取得を目指す『合格点主義』の学習方針でして
無駄を省いたカリキュラムによって、各講座で高い合格率を実現しています。
フォーサイト「危険物乙4講座」の概要:費用や合格率は?
コース名 | 危険物取扱者乙種4類 スピード合格講座 |
受講料金 | 10,800円+教材発送料金 |
基本講座 | 基礎講座:481分(約8時間) |
講師 | 姥谷 達徳 |
合格特典 | Amazonギフト券1,000円プレゼント |
フォーサイト危険物取扱者講座は、「乙種4類(通称:危険物乙4 )」の1コースのみが用意されています。
危険物取扱者 甲種・乙種・丙種の違い
危険物取扱者の資格は、甲種・乙種・丙種の3種類に分かれており、それぞれのできる業務は下のような違いがあります。
取り扱い | 定期点検 | 保安の監督 | |
---|---|---|---|
甲種 | ○ | ○ | ○ |
乙種 | ○ | ○ | ○ |
丙種 | ○ | ○ | × |
さらに扱える危険物の種類は、下のような違いがあります。
甲種危険物取扱者:全類
乙種危険物取扱者:指定の類(1〜6類)
丙種危険物取扱者:特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)
甲種は、全類の危険物を取り扱えますが、受験資格要件も厳しいです。
乙種は、業務範囲は甲種と変わりませんが、受験資格がありません。
そのかわり、試験に合格した指定の類しか取り扱うことができません。
そのため、乙種の中でも一番身近な危険物の4類(ガソリン・灯油など)が一番人気の試験となっています。
乙種4類は、危険物取扱者試験の中で最も受験者数が最も多い資格でして、
甲種を目指す人も乙種4類を足がかりにする傾向があります。
「危険物乙4講座」の相場は10,000円前後なので、フォーサイトの受講料金10,800円はほぼ相場並みと言えます。
ですが、合格特典で1000円分のAmazonギフト券が進呈されるため、合格者は実質9,800円で受講できます。
ちなみに、フォーサイトは行政書士講座などの合格率は公表していますが、
「危険物乙4講座」の合格率は、2022年時点では非公表です。
他社も「危険物乙4講座」の合格率は、基本的に公表していません。
フォーサイト「危険物乙4講座」の学習システム
フォーサイト「危険物乙4講座」は、以下の学習システムが提供されます。
eラーニング「ManaBun」 | 合格講座動画:174分(約3時間) 基礎講座動画:481分(約8時間) 無料メール質問受付:3回 |
フルカラーテキスト | 3冊 |
問題集 | 3冊 |
模擬試験 | 1回 |
教材の詳しい特徴を、次の3項目に分けて紹介していきます。
- マルチデバイス対応のe-ランニング
- 紙とデジタルのフルカラーテキスト&問題集
- 専用スタジオで収録する講義動画
一つずつ見ていきましょう。
フォーサイトの学習システム1:マルチデバイス対応のe-ランニング
フォーサイト「危険物乙4講座」は、eラーニングシステム「ManaBun(マナブン)」が提供されます。
ManaBunは、PCやスマホ、タブレットで使えるマルチデバイス対応のeラーニングです。
アプリ版(※フォーサイト受講生専用)もあるため、場所や時間を選ばず、好きなタイミングで学習できるのが強みです。
ManaBunでは、講義動画・テキスト・問題集の閲覧が可能なだけでなく、
講義データ・テキストののダウンロードも可能です。
さらに、一問一答の問題演習(確認テスト)も搭載されているので、
講義動画 → テキスト → 問題演習
と、外出先でもインプット・アウトプットの勉強ができます。
また、ManaBunは、
学習スケジュール作成機能
学習スケジュール管理機能
も備えているので、勉強慣れしていない人もサポートしてくれます。
フォーサイトの学習システム2:紙とデジタルのフルカラーテキスト&問題集
フォーサイト「危険物乙4講座」のテキストと問題集は、紙ベースで3冊ずつ。
このテキストと問題集は、eラーニングシステム「ManaBun」からも閲覧できます。
テキストは、全ページフルカラー
図解やイラストを用いており、視覚的な理解を後押ししてくれるでしょう。
テキストの内容は、乙4試験の合格ライン6割を目指す『合格点主義』に基づいて作成されています。
満点合格は目指さない方針なので、必要なポイントのみを効率良く学べます。
問題集はテキストと連動しています。
講義動画・テキストでインプットしたら、同じ単元の問題を解くことで記憶の定着を図ります。
他にも、設問ごとの難易度・解答時間の目安が表示されており、本試験と現在のレベルの距離感を感覚的に測れます。
フォーサイトの学習システム3:専用スタジオで収録する講義動画
フォーサイト「危険物乙4講座」の講義動画は、自社で保有するテレビ局並の専用スタジオで制作されています。
映像・音声ともに高品質なので、ストレスなく視聴できるでしょう。
講義を担当するのは、採用率40分の1の面接をクリアした専任講師。
講義内容は、講義後の品質チェックによって常に高い質が保たれています。
また、動画の再生速度は1.5倍速にも対応しています。
フォーサイトの評判・口コミは?受講者の声
フォーサイト「危険物乙4講座」は他の講座に比べて開設から日が浅く、直接的な評判はあまり見られませんでした。
ここでは、累計受講者数32万人を超えるフォーサイト自体の評判を紹介していきます。
以下の順番で、実際の利用者の声をまとめてみました。
- フォーサイトの良い評判と口コミ
- フォーサイトの悪い評判と口コミ
どういった点が評価されているのか、ぜひご確認ください。
(1)フォーサイトの良い評判と口コミ
Twitter上では、
「1回で合格できた」
「通信講座がわかりやすい」
といった良い評価が見受けられます。
中でも、講義動画の良い口コミが多くありました。
高品質な動画と専任講師のわかりやすい解説が、受講者に好評なようですね。
(2)フォーサイトの悪い評判と口コミ
フォーサイトの悪い評価として、
「教材が届くのが遅い」
「テキストが見づらい」
などの声が見られました。
勉強慣れしていない人から好まれるフルカラーテキストも、自分でテキストに色々書き込んでカスタマイズしたい人からしたら不評のようです。
モノクロや2色刷りなどのシンプルなテキストが好きな人は、こちらからサンプルテキストを確認してみてください。
フォーサイト「危険物乙4講座」のメリット・デメリット
フォーサイト「危険物乙4講座」を受講するメリット・デメリットは、次の通り。
詳しく見ていきます。
フォーサイト「危険物乙4講座」のメリット2つ
フォーサイト「危険物乙4講座」のメリット1:バランスが良い
他社の危険物乙4講座と見比べた時に、フォーサイトの良さが際立つのは、バランスの良さです。
価格は標準的ですが、
スマホ対応に優れている
テキストがフルカラー
質問ができる
などのメリットを全て兼ね備えた講座は他にないのではないでしょうか。(※筆者調べ)
まず、スマホで講義動画を見られる講座は多いですが、スマホで問題演習もできる講座は少ないのが現状です。
テキストがフルカラーの通信講座は、元々ほとんどありません。
フォーサイトと比較するなら同じくスマホ対応に優れたスタディングですが
価格がフォーサイとのほぼ半分の一方、テキストを自分で印刷しなければならないという最大のデメリットがあります。
フォーサイト「危険物乙4講座」のメリット2:フォローサービス
フォーサイト「危険物乙4講座」は、24時間受付のフォローサービスが充実しています。勉強していて分からない箇所があれば、eラーニングシステム「ManaBun(マナブン)」から質問が可能です。
危険物取扱者乙種4類の資格を持つ専任スタッフが、数日以内に回答してくれます。
ただし、質問回数は最大3回までです。4回目以降は、1回500円の料金がかかります。
フォーサイトによれば、受講者の平均質問回数は1回だそうです。ほとんどの人は、3回の質問で問題ないでしょう。他には、学習のヒントや試験情報を伝える「フォローメルマガ」や学習情報を解説する「講師ブログ」など、受講者を支えるサービスが揃っています。
フォーサイト「危険物乙4講座」のデメリット2つ
フォーサイト「危険物乙4講座」のデメリット1:テキストが若干薄い
フォーサイトのテキストは、「合格点主義」に準じています。
合格点主義とは、「満点合格ではなく合格ライン越えを目指す」学習方針です。必要な箇所のみを覚えるため効率が良い反面、吸収できる知識も少ないといったデメリットが生じます。
危険物取扱者として合格後すぐに、その知識を使って仕事をするという人には不向きです。
「まずは資格を取得して、その後改めて勉強したい」という考えの人には問題となりません。
資格取得と同時に多くの知識を身につけたいのか、資格取得を優先したいのか考えてみてください。
フォーサイト「危険物乙4講座」のデメリット2:費用が特別安い訳ではない
フォーサイト「危険物乙4講座」の費用は、10,800円です。
相場は10,000円前後であるため、ほぼ平均的な価格と言えます。
費用の安さを最重視する人は、スタディングを検討に入れると良いでしょう。
フォーサイト「危険物乙4講座」がおすすめな人・おすすめしない人
ここまで、フォーサイト「危険物乙4講座」について解説しました。
最後に、おすすめな人・おすすめしない人を紹介します。
フォーサイト「危険物乙4講座」がおすすめな人
以下のいずれかに当てはまる場合、フォーサイト「危険物乙4講座」をおすすめできます。
- 合格点主義に共感する人
- スマホを使ってスキマ時間に勉強したい人
- 学習スケジュールを立てるのが苦手
- 質問サービスなどのフォローを受けたい
フォーサイトは、短期間で合格を目指す人に向いています。
業務上資格が必要になったり、極力勉強をしたくなかったりと、スピーディに合格したい理由は人それぞれです。
もちろん、資格取得後に改めて勉強しても良いでしょう。
フォーサイト「危険物乙4講座」をおすすめしない人
フォーサイト「危険物乙4講座」をおすすめしない人は、次のいずれかに当てはまる人です。
- 合格点主義に不安がある
- 紙の冊子が不要
- 添削してほしい
- 乙種4類以外の受験もしたい
フォーサイトのカリキュラムでは、危険物取扱者(乙種4類)の全知識を学ぶ訳ではありません。
合格点以上の豊富な知識を身につけたい人には、不向きな講座です。
また、紙の冊子が不要な場合、受講料金10,800円は高く感じるかもしれません。
スタディングは約半分の価格なので。
まとめ
フォーサイト「危険物乙4講座」は、質問サービスやマルチデバイス対応のeラーニングなど、学習を助けるシステムが充実しています。
合格点主義に基づいた学習方針なので、短期取得を目指す人に最適です。
効率良く資格を取得したい人は、フォーサイト「危険物乙4講座」を検討してみてはいかがでしょうか。
フォーサイト「危険物乙4講座」と比較するならスタディング