近頃市場の規模が拡大している「駐車場シェアマッチングサービス」
駐車場シェアマッチングサービスというのは、駐車場を貸したい「オーナー」と、駐車場を利用したい「ユーザー」を繋ぐ仲介サービスです。
オーナーは、所有している土地の空いているスペースを貸し出す事で収入を得る事ができ、
ユーザーは、利用したい駐車場を事前に予約して、通常のコインパーキングなどに比べて割安な料金で駐車することができます。
今回は、そんな駐車場シェアマッチングサービスの中から「軒先パーキング」というサービスを紹介していきます。
オーナー側、ユーザー側どちらにとっても魅力的なサービスですが、有効に活用するためには要点やメリット・デメリットなどを抑えておく必要があります。
そこで今回の記事では軒先パーキングについて徹底解説していきます。
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軒先パーキングとは
「軒先パーキング」は、軒先株式会社という会社が運営している駐車場シェアマッチングサービスでして、
業界では最初にこのサービスを始めたとされる老舗サービスです。
軒先パーキングの大きな特徴としては他の企業との提携にあります。
「JAF」「オリックスレンタカー」「軒先ビジネス」の会員になっているユーザーは、軒先パーキングを利用する際は割引価格で利用する事ができます。
また、オーナーとして駐車場を貸したい人にとっては、提携企業からの集客効果を期待する事ができます。
軒先パーキングの評判
まずは、Twitter上での軒先パーキングの良い評判と悪い評判について、オーナー側とユーザー側にそれぞれ分けて紹介していきます。
軒先パーキングの良い評判
オーナー側の良い評判:副業として収入を得られる
こちらの方は1年間で固定資産税を賄えるくらいの金額を稼ぐことができたようです。
大きな金額を稼ぐことは難しいかもしれませんが、費用や手間がかからないので、このくらいの金額でも充分嬉しいですね。
ユーザー側の良い評判:利用料金が安い
ユーザー側の良い評判として一番多かったのが、「安い」という意見でした。
近頃ガソリン価格が高騰しているので、駐車場代だけでも安く済むのはありがたいですね。
ユーザー側の良い評判:イベントの時などに穴場の駐車場が借りられる
スポーツの試合や歌手のライブなどのイベントの際、通常の大型駐車場などであれば帰宅時に大変混雑して出庫するまでに時間がかかってしまいます。
イベント時にスムーズに出庫できるというのも嬉しいポイントですね。
軒先パーキングの悪い評判
オーナー側の悪い評判:利用されない
こちらの方は近くに新しい駐車場が増えたことで、貸し出している駐車場が利用される事が減ってしまったようです。
また貸し出す地域によっては需要が少なく、なかなか利用されないということもあると思います。
ユーザー側の悪い評判:利用許可が出ないこともある
利用したかった駐車場の許可が出ないのは非常にショックですね。
後に詳しく解説しますが、軒先パーキングの駐車場では「承認制」を選択できるようになっているので、予約申し込みをしても断られる事があります。
ユーザー側の悪い評判:利用したい時間に使えない
軒先パーキングでは、オーナー側の都合が良い時間だけ貸し出す仕組みなので、利用したい時間に使えないということもあるようです。
軒先パーキングのメリット・デメリット
軒先パーキング オーナー側のメリット・デメリット
オーナー側のメリット6つ
オーナー側のメリット①:書面でも登録できる
他社の駐車場シェアマッチングサービスでは、駐車場を登録するのにWebサイトやスマホアプリなどでの登録しかできない場合が多いですが、軒先パーキングでは書面での登録も可能です。
また、どうしても登録作業が難しい人のための「登録代行サービス」も設けられており、これから駐車場を貸し出したい人にとって、簡単に始められるシステムになっています。
オーナー側のメリット②:金銭面での負担がゼロ
軒先パーキングでは駐車場が利用された時に、初めてシステム手数料が徴収される仕組みになっています。そのため入会金や月額基本料などもかからず、初期投資やランニングコストがかからない仕組みになっています。
オーナー側のメリット③:手間がかからない
オーナーとして駐車場を貸し出すにあたって必要な手順は「Web申込」と「書面申込」とで異なりますが、どちらも簡単に行う事ができます。
オーナー側のメリット④:システム手数料が他社に比べて安い
軒先パーキングのシステム手数料は利用料金の38.5%となっています。
これは同じ駐車場シェアマッチングサービスであるakippa(あきっぱ)の53.7%に比べてかなり安いです。
akippa(あきっぱ)との差で計算すると、約15%の差があるので、1万円の収入があれば手取り額が1,500円も変わってきます。
オーナー側のメリット⑤:駐車場の予約が承認制
軒先パーキングの特徴として駐車場の予約に関して、承認制を選択できるという事があります。
承認制にしていると利用申請が来た際に「来客予定が入っていないか」など、改めて確認できるため、「貸し出し可能とスケジュールに出していたけど来客予定が入っていた」などの事態を防ぐことができます。
オーナー側のメリット⑥:NAVITIMEと提携されている
カーナビサービスの大手である「NAVITIME」と提携されており、「NAVITIMEドライブサポーター」というシステムに、軒先パーキングで登録されている駐車場が表示されるようになっています。
NAVITIMEは月間利用者数が2,600万人にもなる巨大サービスですので、駐車場を貸し出すオーナーにとっては非常に心強い仕組みとなっています。
オーナー側のデメリット2つ
オーナー側のデメリット①:承認後は自己都合でのキャンセルはできない
他社の駐車場シェアマッチングサービスであれば、違約金を払うことによってオーナー側の自己都合で予約をキャンセルすることができますが、軒先パーキングでは承認後、原則オーナー側の自己都合での予約をキャンセルする事ができません。
オーナー側のデメリット②:バイクのみの登録ができない
他社の駐車場シェアマッチングサービスであれば、バイク1台分のスペースしか無くても「バイクのみ可」という条件で登録できる場合が多いですが、軒先パーキングではバイクのみでは登録する事ができません。
軒先パーキング ユーザー側のメリット・デメリット
ユーザー側のメリット6つ
ユーザー側のメリット①:通常の駐車場より割安で利用できる
オーナーが金銭面での負担無く駐車場を貸し出しているため、基本的には周辺のコインパーキングなどに比べて、割安な料金設定となっている場合が多いです。
ただ、中には割高な料金設定の場合や、周辺に無料駐車場がある場合もあるので、予約の際は注意しておく必要があります。
ユーザー側のメリット②:予約制なので確実に駐車できる
空いている駐車場が見つからずに困った経験がある人は多いと思います。
軒先パーキングでは事前に予約するので、利用当日は駐車場探しに苦労する事がありません。
ユーザー側のメリット③:事前決済のため支払いがスムーズ
軒先パーキングでは事前に利用料金を支払うため、利用当日は精算機などで支払う事なく出庫できます。
ユーザー側のメリット④:利用時間内は何度も出し入れ可能
コインパーキングなどでは途中で車を出し入れしようとすると、出庫するたびに精算しなければいけないため、手間がかかったり料金が余分にかかってしまったりしますが、軒先パーキングでは利用時間内は自由に出し入りする事ができます。
ユーザー側のメリット⑤:二輪車も駐車することができる
コインパーキングなどでは設備の都合上などから、二輪車の利用ができない駐車場が多いです。
その点軒先パーキングでは、空いているスペースをそのまま貸し出しているので、二輪車も利用できる駐車場が多いです。
また駐車場を探す際、検索条件に「オートバイ」を選択することで、二輪車を駐車出来る駐車場だけを検索することができます。
ユーザー側のメリット⑥:NAVITIMEと提携されている
軒先パーキングに登録されている駐車場はNAVITIMEの地図アプリ上に表示されるようになっています。
そのためNAVITIMEも利用しているユーザーは、予約した駐車場に向かう際にルート案内もしてくれるので、道に迷うことなく到着できます。
ユーザー側のデメリット4つ
ユーザー側のデメリット①:前日、当日キャンセルは100%のキャンセル料が発生する
軒先パーキングでは前日から100%のキャンセル料が発生してしまいます。
他社の駐車場シェアマッチングサービスでは当日キャンセルのみ、キャンセル料が発生する場合が多いので、前日からキャンセル料が発生するのは軒先パーキングのデメリットと言えます。
ユーザー側のデメリット②:支払方法がキャッシュレス決済のみ
軒先パーキングでは下記の支払方法があります。
- クレジットカード
- 携帯キャリア決済(ドコモ、au、ソフトバンク)
- タッチ決済(Apple Pay)
- QRコード決済(PayPay)
事前に料金を支払えるのは便利ですが、上記の決済方法を持っていない人は利用する事ができません。
ただ、軒先パーキングに限らず、ほとんどの駐車場シェアマッチングサービスでは、キャッシュレス決済のみとなっているので、軒先パーキングのデメリットというよりは、駐車場シェアマッチングサービスのデメリットと言えます。
ユーザー側のデメリット③:利用は1日単位のみ
軒先パーキングでの駐車場予約は、1日単位のみとなっています。
例えば駐車場の利用可能時間が「7:00~21:00」といった場合であれば、その時間帯すべてを予約する事になります。そのため「1時間だけ車を停めたい」といった場合には、割高な料金になってしまう可能性があります。
ユーザー側のデメリット④:予約を断られる場合がある
オーナー側にとってはメリットである「承認制」ですが、ユーザー側にとっては予約を断られる場合があるので、ユーザー側にとってはデメリットと言えます。
ただ、承認制を選択していない駐車場もたくさんありますので、条件があまり変わらなければそちらから予約する事をお勧めします。
まとめ
軒先パーキングについていかがだったでしょうか。
一見良いこと尽くしのようなサービスに見えますが、要点やメリット・デメリットなどをしっかり抑えておかないと、損をしてしまう事や思わぬトラブルになってしまう事になります。
軒先パーキングを有効に活用するために、今回解説した内容を是非活用していただけたらと思います。
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